セラピストさんと話していて「波動」の話題になった時、ふと気づいたことがあります。「あ、あの疲れって気のせいじゃなかったんだ」って。
私自身もタロット占いを始めたばかりの頃、リーディングが終わったあとにドッと疲れることがあって。「気のせいかな」「集中しすぎたかな」と片付けていたけれど、実はそれ、よくスピリチュアルの世界で言う「もらっちゃう」という現象だったんですね。
そして、これは決してスピリチュアルだけの話ではなく、神経伝達やキネシオロジーといった科学的な側面からも説明できる現象だと知ったとき、心底納得しました。今日はその話を、スピと科学の両方の視点から丁寧にまとめていきます。
「もらっちゃう」って気のせいじゃない
セラピスト、占い師、ヒーラー、カウンセラー──人と深く関わる仕事をしている方なら、一度は経験があるはず。
- クライアントとセッションを終えたあと、急にぐったり疲れる
- 理由のない頭痛・肩こり・胃の重さが残る
- 感情の波が一気に押し寄せて、自分の感情なのか相手の感情なのかわからなくなる
- 「合わない」と感じる人と関わると、その日一日不調が続く
これらは決して「気のせい」や「集中疲れ」だけでは説明できません。私たちの体と意識は、想像以上に他人のエネルギーや感情を「受信」しているのです。
科学で見る「もらっちゃう」現象
まず、科学的な視点から「もらっちゃう」を読み解いてみましょう。
① ミラーニューロン|脳が他人の感情を再現する
1990年代に発見された「ミラーニューロン」は、他人の動作や感情を見たときに、まるで自分が体験しているかのように脳の中で再現する神経細胞のこと。
共感力が高い人ほど、このミラーニューロンの働きが活発だと言われています。クライアントの悲しみや怒り、不安をセッション中に「自分のもの」のように感じてしまうのは、脳の自然な反応なのです。
② 自律神経の同調|HRV共鳴
近年の心拍変動(HRV)研究では、近くにいる人同士の自律神経や心拍リズムが無意識に同調することが分かっています。これを「生理的同期」「HRV共鳴」と呼びます。
つまり、不安定な神経状態の人と長時間一緒にいると、こちらの自律神経もその波に引っ張られて乱れる。「あの人と話したあと、なんだか動悸がする」のは、神経レベルでの共鳴が起きている証拠です。
③ キネシオロジー|筋反射と周波数
キネシオロジー(応用筋肉反射学)は、体の筋反射を通じてストレスや感情の状態を読み解くテクニック。「合わない人・合わない物」を持っただけで筋力が落ちる、という現象が観察されています。
これは、私たちの体が意識よりも先に「周波数の不一致」を感じ取って反応しているという証拠。「なんとなくこの人が苦手」「この場所、空気が重い」という直感は、体からの先回りサインなんですね。
スピリチュアルで見る「波動・周波数」
スピリチュアルの世界では、人や物、場所には固有の「波動」「周波数」があると考えます。
波動とは、エネルギーの振動数のこと。元気で前向きな人は高い波動を、落ち込んだり怒りや不安を抱えている人は低い波動を発しているとされます。
そして、波動同士は近くにあると「共鳴」します。
- 同じ波動同士は引き合う
- 大きく違う波動が近くにあると、片方が引きずられる
- 繊細な人ほど、低い波動の影響を受けやすい
科学で言う「神経の同調」「ミラーニューロンの再現」と、スピで言う「波動の共鳴」は、実は同じ現象を別の角度から見ているだけだと私は思っています。
施術者・占い師がもらいやすい理由
セラピスト・占い師・カウンセラー・ヒーラー──こうした「人と深く関わる仕事」をしている方は、特に「もらっちゃう」現象が起きやすい立場にあります。
なぜ起きやすいのか
- クライアントの悩みに深く共感するため、ミラーニューロンが活発に働く
- セッション中、相手と意識的・無意識的に同調している(信頼関係を築くため)
- 共感力が高い人がそもそもこの仕事を選びやすい
- 長時間、近距離で相手のエネルギーに触れる
つまり、共感力という才能が「もらっちゃう」リスクと表裏一体になっているのです。
私自身、タロットを始めたばかりの頃に疲れていたのは、まさにこのメカニズム。クライアントの悩みにフルで共感しすぎて、自分との境界線が曖昧になっていたんですね。
波動の影響を最小化する5つのセルフケア
では、共感力を才能として使いながら、自分を守るにはどうすればいいか。私が実践している、そして他のセラピストさんからも聞いた効果的なセルフケアを5つご紹介します。
① グラウンディング|地に足をつける
「自分の体に意識を戻す」シンプルなワーク。足の裏が床にしっかりついていることを感じる、自然の中を歩く、土や植物に触れる──これだけで、空中に浮かびがちな意識が地に下ります。
セッション前に1〜2分、足の裏に意識を集中するだけでも、自分の境界線が明確になります。
② 施術前後の浄化ルーティン
- 手洗い・うがい(物理的にも、儀式的にも◎)
- 塩水で軽くうがい、または塩湯で足湯
- セッション後にシャワーを浴びて全身をリセット
「水」と「塩」は、古来から浄化の二大シンボル。日常の小さな儀式として取り入れると、ぐっと楽になります。
③ 水晶・セージで空間と自分を浄化
セッションルームに水晶クラスターやブラックトルマリンを置いておくと、空間のエネルギーが安定します。セージの煙やパロサントを焚くのも効果的。
身につけるなら、アメジスト(精神の安定)やブラックトルマリン(強力な邪気払い)のブレスレットがおすすめです。
④ 自分の波動を高い状態に保つ
低い波動の影響を受けにくくするには、自分の波動そのものを高くキープするのが一番。具体的には:
- 質の良い睡眠(7時間以上)
- 新鮮な食材中心の食事
- 深い呼吸(特に吐く息を意識)
- 嫌な人や情報から距離を取る
- 好きなことをする時間をしっかり持つ
自分のエネルギータンクが満たされていると、外からの影響に揺らぎにくくなります。
⑤ 「これは私のものじゃない」と意識的に手放す
セッション後にモヤモヤや疲れが残ったら、心の中ではっきり唱えます。
「この感情は私のものじゃない。○○さん(クライアント)の元に、愛と光と共に返します」
言葉にすることで、自分の意識と他人のエネルギーを切り分けられます。最初は半信半疑でも、続けるうちに体感として違いがわかってきますよ。
まとめ|共感力は才能。守りながら使おう
「もらっちゃう」現象は、決してスピリチュアル的なオカルトではなく、神経科学・心理学・キネシオロジー・スピリチュアルの全分野で説明できる、れっきとした現象です。
そしてそれは、共感力が高いというあなたの才能の裏返しでもあります。受け取りやすい体質だからこそ、人の心に深く寄り添えるし、繊細なサインを読み取れる。
大切なのは、その才能を「無防備に使う」のではなく、セルフケアでしっかり守りながら使うこと。グラウンディング、浄化、自分の波動を高く保つこと、そして「これは私のものじゃない」と手放すこと。
今日からひとつでも、できるところから始めてみてくださいね。あなたの繊細さは、誰かにとってかけがえのないギフトです🌿✨


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