エニアグラムで性格タイプを診断!自分と他者を理解する9つのパターン

エニアグラム 心理学
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はじめに

人間関係がうまくいかないとき、「どうしてこんなに考え方が違うんだろう?」と感じたことはありませんか? 自分の性格や他人の行動の理由を知って、もっとスムーズにコミュニケーションできるかもしれないありません。

そんな時に場合に役立つが、エニアグラムという性格診断です。 エニアグラムは人の性格を9つのタイプに分け、それぞれの特徴や思考の傾向を定めることで、自己や他者理解ができます。

この記事では、エニアグラムの基本から9つの性格タイプの特徴、診断方法まで詳しく解説していきます。

 

エニアグラムとは?

エニアグラム(Enneagram)という言葉はギリシャ語に由来します。
ギリシャ語で、「9つの点がある図形」という意味の言葉です。

ビジネス教育やカウンセリングの場面でも使われることが多く、自己理解だけでなく他人との関係改善にも役立ちます。

エニアグラムでは、人間には9つの性格タイプ(9つの欲求と囚われ)があり、すべての人はそのうちの一つに当てはまると考えられています。

 

三つのセンター

エニアグラムのタイプは、頭(思考)、心(感情)、体(本能)の3つのセンターに分類されます。

思考センター(タイプ5, 6, 7):知識や未来の計画に基づく思考が強い。

感情センター(タイプ2, 3, 4):感情や自己イメージに基づいた反応が多い。

本能センター(タイプ8, 9, 1):直感や本能的な反応に従うことが多い。

 

エニアグラムの9つの性格タイプ

タイプ1:正しさを求める人(完璧主義者)

特徴:正義感が強く、正しいことを追求する。努力家で、自己改善に熱心。
長所:責任感が強く、前向きで賢明な。
短所:他人にも厳しくなりがち。自己批判が強い。

 

タイプ2:人の助けになりたい人(献身的な人)

特徴:人のために尽くし、愛されることを求める。他人の感情をよく観察する。
長所:思いやりがあり、聞き上手。良好な人間関係を築くのが得意。
短所:相手に合わせすぎて自分を後回しにしてしまう。

  

タイプ3:目的を達成する人(成功を求める人)

特徴:目標達成を重視し、惜しまない。人前での印象を努力する。
長所:意欲が強く、リーダーシップがある。
短所:成功に思いすぎて、本当の自分を考えることがある。

 

タイプ4:特別な存在でありたい人(芸術家タイプ)

特徴:感受性が豊かで、思い込み。自分の感情や美的な感覚を大切にする。
長所:創造的で独自の世界観を持っている。
短所:気分の浮き沈みがあり、孤独を感じやすい。

 

タイプ5:冷静で周りを観察する人(知識を求める人)

特徴:知識や情報を深く掘り下げる。冷静で分析力がある。
長所:論理的思考が得意で、物事を深く理解する力がある。
短所:感情表現が苦手で、人との距離をとりがち。

 

タイプ6:人との調和を求める慎重な人(安全を求める人)

特徴:慎重で責任感が強い。不安を感じやすく、安定を求める。
長所:信頼でき、組織に忠実。危機管理能力が高い。
短所:心配性で、リスクを避ける傾向がある。

 

タイプ7:明るくて行動的な人(楽しみを求める人)

特徴:ポジティブで好奇心が旺盛。新しいことに挑戦するのが好き。
長所:社交的でエネルギッシュ。楽観的で柔軟性がある。
短所:飽きっぽい、責任を後回しにしがち。

 

タイプ8:力強く挑戦する人(リーダータイプ)

特徴:強い意志を持ち、リーダーシップを発揮する。支配的な一面がある。
長所:決断力があり、困難にも立ち向かう力がある。
短所:自己主張が強く、他人を優先することがある。

 

タイプ9:穏やかで平和を求める人(調和タイプ)

特徴:穏やかで対立を気にする。協力性があり、戦うことを好まない。
長所:包容力があり、人との調和を大切にする。
短所:優柔不断で、自分の意見を後回しにしがち。

 

エニアグラムの成長と退行

エニアグラム

エニアグラムでは、各タイプがストレス下にあるときと、成長しているときで異なるタイプの特徴を示すとされています。

この変化を理解することで、自己成長やストレスへの対処方法を見つけることができます。

 

成長時

各タイプが健康的な状態にあると、他のタイプのポジティブな側面を取り入れることで、よりバランスの取れた性格に成長します。

例えば、タイプ1(改革者)が成長すると、タイプ7(冒険家)の楽観性を取り入れ、より柔軟な姿勢を持つようになります。

 

退行時

ストレス下では、各タイプが他のタイプのネガティブな特徴に引っ張られやすくなります。

例えば、タイプ2(助ける人)は、ストレスがかかるとタイプ8(挑戦者)の支配的な側面を強調する傾向があり、過度に他者をコントロールしようとすることがあります。

 

エニアグラムの活用法

自己理解を深める

エニアグラムは、自己理解を深めるためのツールとして活用できます。

自分のタイプを知ることで、行動や思考のパターンに気づき、それを変えていくための第一歩を踏み出せます。

例えば、タイプ3(達成者)の人は、自分が外的評価に依存していることを認識し、内面的な満足感を大切にすることで、バランスを取ることができるでしょう。

 

人間関係を改善する

他者のエニアグラムタイプを理解することで、相手の行動や思考の背景を知り、より深いレベルでコミュニケーションが取れるようになります。

タイプ9(平和を求める人)の相手には、穏やかな環境を提供することが関係を良好に保つ鍵となります。一方で、タイプ8(挑戦者)の相手には、直接的で率直なコミュニケーションが有効です。

 

ビジネスやチームワークに応用する

ビジネスの場では、エニアグラムを活用してチームのダイナミクスを改善することができます。各メンバーのタイプを理解することで、適材適所に人を配置し、チームの効率を最大化できます。

実際に、エニアグラムは大手企業でも利用されています。

  • モトローラ
  • ヒューレットパッカード
  • コダック
  • アップル
  • IBM.
  • ソニー
  • サイバーエージェント
  • トヨタ

 

まとめ

エニアグラムはただの性格診断ではなく、自分自身と向き合い成長するためのツールです。

✔️ 自分に理解があり、強みを活かせる
✔️ 他人の性格を理解し、良好な人間関係を築ける
✔️ 自分に合った仕事やライフスタイルが分かる

9つのタイプの特徴を知り、自分や周囲の人を理解することで、より良い人間関係を築くことができます。「もっと自分らしく生きたい」「人間関係をスムーズにしたい」と感じたら、ぜひエニアグラムを試してみてください!

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